第2021回例会 会員卓話「米山学友会」

米山学友会

米山学友会の目的は奨学期間終了後も、元奨学生(米山学友)、現役奨学生とロータリアンとの交流を深め、国際交流と親善および平和の創造と維持に貢献することにあります。その特徴は、学友および現役奨学生によって自主的に運営され、ロータリアンおよび奨学会が協力・支援することです。

第2710地区の米山学友会は、創立25年(2019年に20周年記念式典・祝賀会開催)で、日本では15番目の学友会です。広島市・市民局平和推進課の方を講師として招いて、平和研修を行う等の活動をしています。数年前には「平和への取組~核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指して~」と題する講演会を開催しました。「広島に来て何年経ちました、平和公園にも何回行ったことがありますが、平和記念資料館の中には入ったことがありませんでした。今回の研修で広島市の平和への取組を初めて知り、平和記念資料館の見学も大変勉強になりました。」、「米山学友会は今後も平和研修を積極的に行い、米山奨学生・学友の皆様にとって被爆の実相を知る機会となり、平和への思いを共有して頂きたいと思います。」という感想が聞かれました。

また、各地の学友会では、清掃活動(広島・山口、北海道、埼玉西部、宮崎・鹿児島、山梨・静岡、神奈川、台湾)、貧困問題への対応(山梨・静岡、スリランカ、中国、タイ、スリランカ、ミャンマー)、老人施設訪問(広島・山口、韓国)、平和学習(広島・山口)、奨学基金設立(韓国、ネパール、ミャンマー)、被災地への対応等を行っています。

海外米山学友会

海外には10の米山学友会があります。2024年には、ベトナム南学友会が設立されました。ベトナムでは、設立前から奉仕活動を行っており、2024年3月には第27回の奉仕活動が行われました。これは、彦根ロータリークラブと協働して、ビンタン区の「タンタム」孤児院を訪問し、寄付金5万円と5万円相当の生活用品を寄付したというものです。また、タイではチェンマイの中心部から車で5時間かかるヒウアイナムカアウ教会学生寮を訪問し、貧しい生活をしている子供たちのために古着、防寒着、ベビー用品、食品、家庭薬、日用品、文房具などの生活と勉強に必要なものを寄付するという活動を行っています。他の海外学友会でも同様の活動が行われています。

世界大会

米山奨学事業の理念に基づき、世界平和実現のための世界大会を数年毎に開催しています。第1回(2017年)は、熊本市「感謝in熊本」、第2回(2019年)はモンゴル・ウランバートル市「絆inモンゴル」、第3回(2023年)はつくば市「再会in関東」で行われました。第4回(2026年)は台湾で開催される予定です。

例会記録

前の記事

第2021回例会記録
例会記録

次の記事

第2022回例会記録