第2070回例会記録

開催日

2025年9月1日

場所

リーガロイヤルホテル広島

ロータリーソング

奉仕の理想

本日のプログラム

クラブフォーラム「クラブ広報」

卓話者

長場誠公共イメージ委員長

担当委員会

クラブ広報委員会

祝事等

  • 会員誕生日(3名)
    赤羽 原田 山野井
  • 特別なお祝い(還暦)
    猪垣
  • 配偶者誕生日(5名)
    木内 光村 山野井 山肩 嶋本

会長時間

先週は、「会員増強について」のクラブフォーラムを開催させていただきました。我がクラブの優先的で且つ重要な課題について取り組んで参りたいと思います。砂田恭延会員増強・職業分類委員長のお力と会員の皆様の団結力で広島中央ロータリークラブの底力を発揮して参りたいと思います。

さて、9月は「基本的教育と識字率向上」がロータリー月間として設定されております。広島大学教育開発国際協力センターの資料によると。戦後、日本で本格的に識字率について調査が行われたのが1948年(昭和23年)で15歳から64歳の男女約17,000人を対象に行われたそうです。それによると、読み書きが全くできない者の割合を示す完全文盲(識字率と互いに補完的な関係にある指標ですが、)は、当時で1.6%であったと報告されています。この比率は、世界の諸国に比べて極めて低い数値であり、当時から日本の「読み書き」の水準は高い位置にあったということを裏付けるものだと思います。先進国の多くは識字教育を含む質の高い教育が普及していますが、南アジア、アフリカ地域では今でもなお、他の地域に比べて識字率が低く、男女格差も顕著であり、国際ロータリーが「基本的教育と識字率向上」を月間のテーマとして掲げているのだと判断いたします。

一方で、私は、現代の日本の教育について考える必要があると思っております。現在の我が国は、「教育基本法」に基づき小学校1年生から中学3年生までの9年間は無償で教育を受けさせることを義務付けております。その結果、義務教育の就学率はほぼ100%であり識字率もほぼ100%とされています。しかしながら、現代の課題として取り上げられているのは情報リテラシー、つまりデジタル環境における「新たな識字能力」。世の中の溢れる様々な情報を適切に収集・解釈。評価し活用する能力が求められる世の中になっています。フェイクニュースや誤情報が氾濫する中で、信頼できる情報を見極め、正しく理解して活用するためのスキルが必要な時代となっています。また、大きな問題の一つとして私が捉えていることの一つに、「不登校」があります。新型コロナ感染症以降、全国的に増加しており、2023年の文部科学省の調査によると全国で約34万6000人の小中学校の児童生徒が不登校という実態が報告されています。都市部に多く、前年度に比べて15.9%増加し11年連続で増加し続けています。

ロータリーが「基本的教育と識字率向上」を重点分野として、基本的教育を普及し、識字能力を高めるためのプログラムを支援し、識字率向上、教育における男女格差を減らすための活動。そして、基本的教育と識字率向上に関連した仕事を目指す専門職業人のための奨学金支援等。 生まれてくるすべての子供達が教育を受けることができる世界を求めていますが、わが国の足元では大きな社会現象が起こっている現実を真摯に捉えて、日本で活動するクラブとして行動する必要があることを申し述べて会長時間といたします。

幹事報告

  • 10月3日(金)に開催される3RC合同夜間例会の出欠が本日までとなっております。出欠が未回答の方は事務局までお知らせください。
  • 次週9月8日(月)の例会プログラムはゲスト卓話 広島市副市長 戸田 祐二(とだ ゆうじ)様となっております。
  • 例会終了後12階「ライラック」にて第2回理事役員会開催

委員会報告等

  • 出席=出席報告(沖本SAA・出席委員長)
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