第2032回例会記録
開催日
2024年9月9日
場所
リーガロイヤルホテル広島
ロータリーソング
われらの生業
本日のプログラム
ゲスト卓話「オーボエとドイツ事情」
卓話者
オーボエ奏者 渡辺 克也様
担当委員会
プログラム
祝事等
- 連続100%出席(1名)
嶋本 - 結婚記念日(5名)
頼岡 嶋本 原田 芥川 猪垣
会長時間
「動物愛護週間に思う」
皆さん、こんにちは。例会のご出席ご苦労様です。まだ厳しい残暑が続いておりますので、くれぐれもご自愛ください。本日は、ゲスト卓話として、オーボエ奏者の渡辺克也様に卓話をいただきます。渡辺様、ようこそ、はるばるドイツより、広島中央ロータリークラブにお越しいただきました。後ほど卓話を宜しくお願いします。
さて、9月20日から26日は動物愛護週間です。動物愛護管理法で、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めていただくため、動物愛護週間を定めています。日本人は歴史的に動物との関係が深く、動物の名前をつけた企業も珍しくありません。例えば、ライオン株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、象印マホービン株式会社、ゼブラ株式会社、ブルドックソース株式会社等々。また、昆虫ではありますが、株式会社トンボ鉛筆、ヤンマー株式会社(オニヤンマと創業者・山岡孫吉の「ヤマ」をかけて命名とのこと)。
もう一つ、日本人と動物の関係でいえば、商品の原材料として動物の皮や毛が使われているものもたくさんあります。例えば、革製の靴やバッグやコートは西洋から伝わったもので日本でも使われていますが、(古く中国から伝わったものも含めて)日本独自のものとしては三味線の皮、印伝、べっ甲、筆、などが挙げられます。革製品として広く流通している動物に関して、皮を取るために殺すことは禁止されています。その多くは食肉加工の過程の「副産物」として出て来る皮が利用されています。病死や寿命で亡くなってしまった動物の皮も利用されます。私事で恐縮ですが、筆に使われる動物の毛は、更に皮から刈り取った毛や尻尾のような革に使われない部分の毛を「副・副産物」として利用させていただいております。
畜産副産物という側面からみると、動物を余すことなく利用するという観点では、革として、更に筆の毛として利用し、最終的に使用し終わった後に土に戻るのは「究極のエコ」と言うことができます。逆に、革は副産物ですので、あの種類の肉を食べなくなると、革も生産されなくなります。実際、10年程前に米国でBSEが問題になった際には、牛肉の消費量が激減し、革の価格は高騰したそうです。また、コロナ禍で中国で野生の動物を食べなくなるとイタチのような動物の毛は出てきません。勿論皮や毛に代わるべく人工の皮や毛を使うこともできますが、石油由来の人工皮や人工毛は使用し終わった後に土には戻りませんので、「究極のエコ」ではありません。
動物と共存共栄できる世界、そして最終的に地球・環境に優しい原材料の使用と製法が重要であり、そういう観点から広い視野で動物愛護の理解を深めていきたいものです。
(注、「皮」は動物の表皮そのままの状態、「革」は皮を加工して製品の素材に仕上げたもの。)
幹事報告
- 今月のロータリーレート
1ドル145円 - BOX配布物の確認
- ロータリーの友誌
- 理事役員会議事録及び10月例会プログラム
- 「熊野筆まつり」パンフレット
- 加藤友三郎チラシ
- 次週16日、次次週23日は祝日のため例会はございません。
次回の例会は30日(月)です。例会プログラムは新会員卓話 木内会員となっております。
委員会報告等
- 職業奉仕=四つのテスト唱和(大田職業奉仕委員長)
- 出席=出席報告(加藤出席委員長)
- クラブ広報=ロータリーの友紹介(大内クラブ広報委員会理事)