第1951回例会 米山奨学生卓話

私は ホアン ティ ハインと申します。ハインと呼ばれています。みなさんもハインと呼んでください。今日は例会で私の紹介と米山奨学生となってからのことをお話しする時間を頂きありがとうございます。

私の名前のハインはベトナム語で「幸」という意味です。両親は私の人生が幸福であるようにと望んでいるから名付けました。

現在比治山大学、現代文化学部・言語文化学科・国際コミュニケーションコースの4年生です。出身はベトナムです。(世話クラブは広島中央ロータリークラブで、カウンセラーは比治山大学短期大学部の七枝敏洋先生です。

私の趣味は料理と旅行をすることです。よく夕食を自炊しています。栄養バランスを考え、1週間の献立を立てた上で、いろんな料理にチャンレジしています。ベトナム料理と日本料理の両方を作っています。旅行も好きです。観光地、訪問先の料理、宿泊先、交通機関などを細かく調べ、いかに安く楽しめる旅行にできるかをいつも大切にしています。

私はベトナムの北のハイズオン省から来ました。ベトナムの首都のハノイから東に57kmに位置します。おだやかな(←静かな?)街並み、美しい自然や歴史的な文化財、ゆったりと過ごせるカフェ、レストラン、ショップがたくさんあります。特産品はバインダウサインとバイン ガイという食べ物です。

まず、バインダウサインという緑豆を粉にして固めキューブ状にした干菓子についてです。ペースト状にした緑豆に砂糖、植物油か動物性脂肪(通常は豚の脂肪)を混ぜたものです。紅茶や緑茶と一緒にいただくとさらに美味しくなります。現在、このお菓子は世界の多くに国々に輸出され、世界中で愛用されています。

バインガイは黒い色をしています。見た目はよくベトナムにある巻物で、乾燥したバナナの葉で包んだ甘い餅です。水に浸して砕いた後、もち米粉とカラムシの葉から作られた餅の生地で、みじん切りにした豚の脂肪、バナナ油、ココナッツ、緑豆、ピーナッツ、ごま、蓮の種を混ぜたものを包んで蒸したものです。いい香りで、美味しいです。

次に、私が留学先に日本を選んだ理由についてです。子供の頃からの憧れと高校生1年生の時の夢がきっかけでした。子供の時に日本のアニメを見て日本に好きになりました。その時、私は「ドラえもん」が好きでした。中学生になって、「名探偵コナン」のアニメを見ながら、漫画を読んで、推理したりして楽しみました。そして、テレビで日本の番組を見て、便利な豊かな日本の生活を実感したいと思うようになりました。日本は非常に発展した国で、日本という国に不思議な魅力を感じて、高校生1年生時に、卒業したら必ず日本に留学することを決めました。また、インターネットで日本を調べていくと、広島県は物価が安くて、静かで、非常にいいところだと思いました。そして、私の従兄が広島で就職していることを知り、広島の街は住みやすく、人は親切で、きれいなところだと聞きました。このようにして留学先として広島に選びました。

広島に来て、インターネットと従兄からに聞いた通りに、広島市はすごくきれいで、ここの人は親切にもてなしてくれました。最初日本に来た私が助かりました。

日本に来て5年目が経ち日本の生活に慣れてきました。

私は日本の食文化と交通が便利なところが好きです。

日本の交通が便利なところは、いつも時刻表の通りにバスが来るので、通学に便利です。

そして、日本の食は「一汁三菜」が基本スタイルである、健康的な食生活を必要な栄養をバランス良く取ることができる点が好きです。一点の汁物と三点のおかずが含まれる献立のことを指します。汁物とは味噌汁やスープなどのことで、主菜はメインの肉料理や魚料理、副菜は付け合わせです. 一汁三菜は、五大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルがすべて含まれています。健康に必要な栄養素をバランスよく摂取できますので、長寿や肥満防止に役立つとして日本だけでなく世界的にも注目されており、2013年には「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたほどです。また、かつお節や昆布のだしなどの「うま味」を用いることにより、動物性油脂の摂取を抑えられ、長寿や肥満減少に繋がることができます。日本は南北に長く、海や山があり、その土地ならではの食文化が発展しました。様々な食材を楽しめる点で、和食は私にとって大きな魅力があります。私は寿司が好きです。

私にとって、驚いたことは日本の車が左側通行であることです。ベトナムでは、車は右側通行の国ですから、最初日本に来たばかりのころの私はベトナムとは逆の右側を通行しました。また、日本へ初めて訪れた外国人である私にとっては日本の食べ物も、文化も、景色も、目で見る全てが驚きの対象です。

日本人の生活を見て一番驚いたことは日本人の 犬の飼い方です。犬を見てびっくりしたことがあります。日本人が飼っている犬がとても可愛いいのです。私は 高校生の時に一本の映画を見ました題名はハチ公物語です。多分皆さんもご存知だと思います。映画の中の犬は雨の日も、風の日も、雪の日も、渋谷駅でずっと飼い主を待 ち続けました。でも、その時の 私は本当にあったこととは信じられませんでした。映画の中だけの話だと思っていました。しかし、東京にいる私の友達が東京のハチ公の像の写真を撮って送ってくれ、本当に渋谷にハチ公がいたのだと私は知りました。

さらに、驚いたのは犬のお世話をする日本人です。犬は特別な呼び方をされています。ワンチャンと呼ばれていて、まるで子供を呼ぶような呼び方だと感じました。アルバイトで私もハインチャンと呼ばれています。ワンチ ャンは人間と一緒に食事をしたり、寝たり、話したり、飼い主が 少しでも時間があれば散歩にも連れて行ってもらえます。公園や道でもワンチャンと散歩しているご夫婦は珍しくありません。このような扱いを受けているワンチャンは家族も同然なのではないでしょうか。本当に仲がいいと思います。

私は卒業したら、日本で通訳の会社かベトナムと日本に関連した会社に就職したいと思っています。会社でも仕事を通して学びながら成長して、貴重な仕事の経験を積みたいです。そして、仕事を通して言語学とコミュニケーション力を高める方法を取り込んでいきたいと思います。

日本で5年間程働いて、母国であるベトナムに帰り、ベトナムで通訳関連の会社で仕事をしながら、日本語センターの教師になりたいです。私は日本語を教え、日本で研究と体験したことを伝えたいと思っています。そして、異文化交流に関するイベントを企画し、ベトナムで日本語を学ぶ学生に、日本語によるコミュニケーションの練習、目標到達チェックなどを行いたいと考えます。これまで米山奨学生として、ロータリー財団で学んだことを生かし、微力ながらも将来、日本とベトナムの架け橋になるように頑張りたい と思います。      

米山奨学生になってから、私の留学生活が色々変わりました。今年の4月に米山奨学生になって5ヶ月目になります。世話クラブとカウンセラーとの関わりを言いますと、私は1ヶ月に1回例会に出席します。毎月例会に参加させていただくことによって、クラブの様々な職業の方々の職業に関して話しを聞き、色々なことを勉強させて頂きました。例会で会った会社の社長さんなど様々な分野の方々と綿密に交流を取ることによって、コミュニケーション能力は自分自身にとって、最も成長した点だと思います。

今年、ゴールデンウイークに米山学友会研修旅行に参加しました。大阪府と京都府に行って、いい思い出ができました。京都府で温泉を体験して、保津川下りと伏見稲荷大社に行き、古都京都の雰囲気が良くて、居心地の良さを感じました。大阪では大阪城天守閣に行って、歴史を聞きました。秀吉が生きた絢爛豪華な時代を感じました。米山学友会研修旅行の参加で、他の奨学生と交流が出来て、中国の奨学生とバングラデシュ奨学生と話しがあって、友達ができました。そして、学校や研究などで得られない幅広い分野の人との交流や、日本の文化・習慣なども体験できました。

また、留学生が出席しないといけない米山の奨学会の行事などがある時にも、いつもクラブのカウンセラー七枝先生が一緒に参加してくださいます。毎回、クラブに出席するたび、いつもクラブの皆様は変わらず暖かい笑顔で迎えられ、本当に家族のような感じがします。

はじめて、例会に出席した時、「どういう方々と出会うだろう、そんな偉い方々と交流できるだろうか」とずっと不安で緊張しましたが、優しくしていただき、本当に感謝しています。このような色々な経験は普通の留学生活ではなかなか得られない宝物です。普通の留学生活では勉強やバイトだけですが、米山奨学生になることによって、様々な人と出会い、様々なことを勉強することができます。それは、これから卒業後、社会に出た時、きっと役に立つと思っています。

ロータリアンの皆様にいつもありがとうございます。皆様、今日は貴重な時間を頂き本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました。

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