第1946回例会 会員リレー卓話「ウガンダ訪問記」

2019年8月にウガンダを訪問しました。訪問した理由は、テラルネッサンスという団体が、ウガンダで元子供兵の社会復帰支援活動をされており、その現場の視察で訪問をしました。ウガンダの首都、カンパラは想像以上に都会で、スーパーもあり、道路も舗装されていました。アフリカ大陸は、ヨーロッパの植民地だった国が大半でヨーロッパの影響が相当あります。ですが、私たちが宿泊したホテルはチャイナ系のホテルで、公共工事もチャイナ系の企業が多くを実施しているそうです。

テラルネッサンスが活動をしているのは、グルという街です。元子供兵の社会復帰支援は、3年のスパンで実施をされています。最初の1年半は、社会で働くための職業訓練を行い、残りの1年半は、村で実際に暮らし、仕事を行い、自立を図る支援を行います。ここでは、村の人とのコミュニケーションも含めて、自立して生きていく為の支援を行なっていきます。現在は、大工と洋裁の訓練を中心に行われています。実際に現地に行き、実際に訓練を受けている方、元子供兵の子供とコミュニケーションを図る中で、世界で起きている問題に直接触れることが出来ました。

現地では、元米山奨学生の方がウガンダ大学に教授になられており、米山奨学金の重要性にも触れることが出来ました。また、吉川さんが行われているケニアの水のタンク設置の事業にも触れることが出来、貴重な経験をさせて頂きました。

西井裕昭